「国の登録有形文化財」の登録証伝達式が行われました
老朽化が進み、また屋根瓦が崩落し始めたため、2021年から取り組み始めた歴史的建造物としての「長屋門」の再生プロジェクト。
会員挙げての募金活動や、冬を前にこれ以上瓦が崩落しないように行った大掛かりなブルーシート掛け、葺き替える屋根瓦に小学生児童たちから参加してもらった瓦への名前書き、いろいろな方々から陰になり日向になり協力していただいたこと…。いろいろな事が思い出されます。
昨年12月3日付け官報で告示され、正式に「国の登録有形文化財」に登録された「長屋門」ですが、この度ようやく新潟県を通じて「登録証」が三条市に送られてきました〈砲金鋳物(銅と錫の合金)製のプレートは間に合わず後日)。
今日はその伝達式が三条市役所で行われました。
あいにく所有者の川俣さんは体調不良となったため急遽、ノジコの会の宗村会長が代理として「登録証」を預かってきました。
滝沢三条市長さんからは「これまでの活動の成果の証(あかし)ですね。これからも頑張ってください」とお言葉をいただきました。
これまでの単なる一個人の所有財産から、国から正式に「貴重な国民的財産」と認められることになった「長屋門」。
当初私たちが想い願ったように、これから歴史的・文化財的な価値を活かした、大勢の市民が利活用できる「公益的な施設」にしてまいりたいと思いますので、今後とも皆様方、お力をお貸しくださるようにお願いいたします。
文部科学大臣の「登録証」を読み上げる滝沢三条市長さん
「登録証」が伝達されました
滝沢三条市長、宗村会長、吉川事務局長の三人で記念写真。川俣さんがいなかったことが唯一の残念!!
歓談風景
国の「登録有形文化財登録証」